参上! 桂ぽんぽ娘![]() ぽんぽ娘さんは東京都生まれ。浅草で「おさなぎ色」というピン芸人をしていましたが、名古屋・大須演芸場の専属芸人を経て、2006年10月、桂文福師匠に入門しました。 今年9月半ばに師匠のお伴で上京することが決まり、スケジュールが空いた日に高座に上がりたいという希望を聞いた旧知の鈴々舎馬るこさんが奔走、いっちょかみのおばちゃんや、飲んだくれの世話人に掛け合って急遽、会の開催が決まりました。 上方落語界のアイドル(??)桂ぽんぽ娘さん ![]() 演目は3席で、開口一番はぽんぽ娘さんの「桃太郎」(受付にいたので、聴けませんでした)。 続いてはゲストで登場の鈴々舎馬るこさん。お客さんの要望で、まず「ハングル蝦蟇の油」の口上部分を汗だくで大熱演。「東北の宿」の現代アレンジ版を間にはさみ、本題の「大店の犬」へ。3本立ての大サービスで、約束通り「爆笑落語」を聴かせてくれました。 トリはぽんぽ娘さんの「宗論」。実はまだ発展途上らしいのですが、「遠く離れた東京だし、ええいっ!」と高座にかけることにした模様で、オカマの藤三郎を身振り手振りを交え、熱演していました。 ←「ハングル蝦蟇の油」の口上を熱演中の馬るこさん。客席は大ウケ。 ![]() 高座が急に決まったことに加え、当日はあいにくの雨模様。観客は10人余りと客足は伸びませんでしたが、終演後の打ち上げにはほとんどのお客さんが参加し、大盛り上がりの大宴会が繰り広げられました。 ぽんぽ娘さんが宗論の稽古をつけてもらった笑福亭猿笑師匠は、上方では唯一の、東京の下町言葉(江戸弁)で江戸前落語を演じる噺家さんです。ぽんぽ娘さんも東京生まれですが、名古屋暮らしなどが微妙にイントネーションに影響しているため、「上方唯一の標準語落語」を看板にしているそうです。 ![]() 大宴会!! ![]() |
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