シェフねこ通信

Edyで半額! 「こしらの集い」再び

&志らべライブwith三四楼


 2月はちゃんと行ってきました。志らべさんの「ラクゴ・サイドを歩け!」。
 開演時間を過ぎてから会場へ行くと、まだ客待ち状態でした。志らべさんが自分のHPに開演時間を誤って1時間遅く告知したらしいのです。高座で志らべさん、「まあ、こういうこともあります」って、あまり反省の色なし。遅刻して行ったから、ちょうどよかったんだけど。

 客席の7割ぐらいは20代〜アラフォーの女性。こんな客層の落語会、初めて来た。男性客は雰囲気だけジャニーズ風の学生さん2人と、中年以上のおじさま3人。50代半ばのおばちゃん1人、超浮きまくり。おじさま2人の間に席を取ってひっそりと拝聴することに。

猫様  前座の立川三四楼さんは、日暮里の一門会では「普通につまんない」という薄い印象しかありませんでした。しかし、この日は最初から変わり者オーラ全開で、オリジナルの句をたくさん盛り込んだ「雑俳」を快調に飛ばしていました。若手の噺家さんはいろいろな場所で聴いてみないと、わからないものです。

 志らべさんは「猫久」と「宮戸川」(前半)。お約束?の某独裁国家ネタも入った志らべさんらしさがよく出ている高座で、アウェー感が身に染みる会場ではありましたが、落語は3席とも大満足なのでした。

 打ち上げでは三四楼さんが立川流一門の兄弟子、志らべさんにずっといじられまくる展開でした。
 間近に見る三四楼さん、昨今の30代前半の青年にしては浮世離れした感じの服装で、「引きこもりのチンパンジーのモノマネをする一発芸人」みたいな佇まい。大好きなアニメや漫画に話が及ぶと急に饒舌に。面白すぎるよ、三四楼!

 また三四楼が見たいぃ〜!のに、3月の「かわら版」の出演情報は大袋だけ。「倉庫の二階」の村田席亭のところです。大袋は遠い‥‥。大須演芸場ほどではないけど。


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 そして、2回目も行って来ました。「こしらの集い」。前回は真っ暗な休日のオフィス街に「鰍沢」の山小屋のごとく怪しい光を放っていた「お江戸日本橋亭」ですが、今回は平日開催のため、営業中の居酒屋の間に埋没し、存在感薄。

 こちらの会場は客層バラバラ。年齢はかなり幅があり、男女ともに1人参加も多い。アウェー感まったくなし。初回の「集い」のときお隣に座らせていただいたご婦人とも再会。前回、仲入りのとき「サンクスのEdyカードで半額で入ったのだ!」と吹聴していたら、「今回はあたしもサンクスでカード買って、半額で入ったの」とご婦人。うれしいな、半額仲間ができた! 喜びつつも、半額にしちゃって落語会の収支のほうは大丈夫かな?と、2人して余計な心配もしていたのでした。

おからかりんとう  会場入り口では、「ブロッコリースプラウト入りおからかりんとう」(かぼちゃ味)の試供品もいただきました。材料は有機栽培なのです。仲入りに食べてみた。
 大変に美味でございま〜す! 受付でも売っていましたが、量の割に値段が少々張るためか、商品お買い上げの人はあまり見かけませんでした。でも、おいしかったので、一応チラシとURLをご紹介。→http://fenikus.s300.xrea.com/

 こしらさんの演目は「短命」「堀の内」「らくだ」の3席。「らくだ」は1年ぐらい前、ベテラン真打の高座で聴きました。その師匠の得意ネタらしいのですが、地声が大きく、声をずっと張りっぱなしの方なので、とにかく疲れました。
 そこへいくと、こしらさんの「らくだ」はきわめて軽快。軽いけどメリハリがあって、お人よしのくず屋さんは本当に気が弱そうだし、超個性的な月番は出てくるし。3席とも楽しませていただきました。

 次回は「こしら・えるTIMES」創刊号がいただけるそうな。もちろん、中身に過剰な期待をしてはいけません。

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