平谷雄輝(ひらや ゆうき)

平谷雄輝


北海道・札幌市生まれ。『キャプテン翼』に憧れ、小学校2年からサッカー一筋。全国有数の強豪、市立習志野高へ進み、プロ選手を目指したが、試合でキーパーと接触、内臓破裂の重傷を負う。1週間ほど死線をさまよい、一命をとりとめた。

「小学校から無遅刻無欠勤で通し、体力には圧倒的な自信があったんです。それまで自分は無敵だと思っていたのが、『人間の体って、こんなに簡単に壊れちゃうんだ』と、人間の体の脆さを痛感しました。『人は一人では生きていけない。自分も多くの人に支えられて生きているんだ』と、長い入院生活の間に初めて人生について考え、人生観が大きく変わりました。3ヵ月ぶりに登校したら、生徒が全員、校舎から出てきて迎えてくれたときの感激は今でもよく覚えています。あのときは本当に生きていてよかったと思いましたよ」

朝から晩までサッカー漬けの毎日から一転、“表現して伝える仕事”をしようと役者を目指し、ダンスや演技の専門学校に通っていたとき、シャンソンに出会った。

「シャンソンは『3分間のドラマ』。演技や踊りの表現力を磨くのにいいと思って始めたのですが、いつの間にか歌詞の圧倒的な深さ、メロディーの繊細さに、すっかりほれ込んでいました。さらに、イブ・モンタンやシャルル・アズナブールのステージのビデオを観て、『自分の向かうべきところはこれだ』と確信したんです。今思うと、ケガから復活した後、ミュージカル、バレエ、声優とずいぶん駆け足で挑戦してきましたが、そうしたさまざまな表現の方法のなかで一番、力を入れているのがシャンソンなんです。
 ニコールライブでは、これからもピアニストやお客様との出逢いを大切にしていきたいですね。ここに来て歌を聴いてくれたお客様が、元気になって帰ってくださるとか、何か力になれれば本望です。そして、ここから輪が大きくなっていけば、と願っています」


ダンスや芝居の要素を取り入れた「ドラマチックシャンソン」を目指す平谷さん。現在も舞台、ライブ、声優、司会と幅広い分野で活躍中。都内の専門学校「目黒学園」やカルチャーセンターでボイストレーニングの講師も務める。



平谷雄輝さんの公式ホームページはこちら→平谷雄輝の俳優アカデミー

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